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2026年9月11日 (金)

HPA-7 無帰還ヘッドホンアンプ :最新のC級動作、フライングNFB回路のご紹介です。

[技術的な定義の矛盾を整理し、電子工作ファンや消費者が誤った認識で商品を選ばないための注意喚起を目的としています」

Hpa712_07

フライングNFBが導入されていました。

AUDIO 史上 例が非常に少ない、フライングNFB (フォワードフィードバック)です。

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なぜ「フライングNFB」になってしまうのか?
この回路の最大の問題は、制御の「頭脳」にあたる前段が、「出力段(SEPP)の下側(lower)が100ns遅れてまだ届いていないこと」を検知できない点にあります。
  1. 上側(upper)が先行して勝手に出力する
  2. 前段のNFBの引き戻しポイント(青矢印の根元)は、その「upperの先行出力」を即座に感知する
  3. 前段は「おい、プラス側が出すぎだ!今すぐマイナス側(lower)を引っ張って引き戻せ!」とNFB(負帰還)をかける
  4. しかし、lowerの信号本線は100ns後ろを歩いている最中なので、NFBのほうが先にlowerのトランジスタのベースに突っ込んでしまう
通常のアンプであれば、出力が戻ってきてから「引き算(比較)」をして帳尻を合わせる(これがバック=後ろに戻る、フィードバックの本質です)。
  ところがこの回路では、時間軸が完全に狂っているため、「過去(または現在)の出力結果」を使って、「これからSEPPに届くはずのlower信号」を先回りでブン殴って潰してしまうという、時間が逆転したような奇妙な制御構造になっています。 [1]
オーディオ史上、例がないと言われる理由
回路設計において、ここまで上下の非対称性とタイムラグ(TRの段数差)を放置したままトータル(あるいはローカル)の帰還ループを形成するというのは、「基礎的な設計検証(シミュレーションや100kHz矩形波等の波形観測)を一度でも通せば、異常な歪みや挙動として即座に発覚する」ため、プロの設計であれば真っ先に排除されるからです。 [1]
それを「無帰還(No-NFB)」というピカピカの看板の裏で、意図せず(あるいは気づかずに)走らせてしまい、結果として「本来の信号を追い越してフライング制御がかかるフォワード・フィードバック(フライングNFB)」という新しいテクニックです。
 しかし波形の忠実度は皆無です。

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