アレキサンダー氏の論文AN-211と ALX-03 比較
AN-211_Alexander_Amplifier.pdfをダウンロード
🧭 サミングノードとの対応
Alexander の FIG14 でいう
- low impedance current summing node
に相当する場所は、本来
- 反転入力に相当する一点に
- 入力信号側とフィードバック側の電流が「合流する」ノード
ですが、ALX‑03 では
- IN1〜IN3 周辺が複数ノードに分かれており
- そこに戻ってきているのは、SEPP出力の電圧を分圧した信号
なので、Alexander が強調した「電流サミングノード」というよりは
一般的なオペアンプの「電圧帰還サミングノード」に近い挙動になっています。
🧩 もう一度図を言い換えると
あなたの質問
SEPPからの帰還信号がサミングノードに行かない
SEPPの動的変化を検出する部品はどれか
に対応させて整理すると、次のように言えます。
- 「サミングノードに行かない」は、その通りで
SEPP出力の電流変化を直接サミングしている部品はない - 検出しているのはあくまでも「OUTノードの電圧」であり
これは R25 などを通じてオペアンプ入力に戻る、電圧フィードバック経路になっている - したがって、Alexander型の「SEPP電流をそのまま取り出す」という意味での検出素子は、このALX‑03回路には配置されていない
という整理になります。
Alexander が「current feedback」と呼んでいる構成では
- 反転入力ノードを「低インピーダンスの電流サミング点」として設計し
- そこに
- 入力信号からの電流
- 出力からのフィードバック電流
が流れ込み、その総和=0の条件でアンプが動作する
FIG14がすべてです・
1991年公開物では OP AMPのカレントミラーが向上したので半固定VRは消えた。
半固定VRレスでいくならば、推奨OP AMPは以下のようになる。
- OP42 (PMI/ADI):
- 原典推奨。内部のカレントミラー段のペア特性が非常に良く、電源ピンから取り出せる信号の対称性が優秀です。
- 理由: 高精度なバイポーラプロセスで作られており、無信号時の「ゼロ点」がふらつきにくいのが特徴です。
- 「電流帰還型」の代名詞:
- この石は、そもそも内部で「電源ピンから信号を取り出す」のとほぼ同じ動作(カレントコンベア)をIC内部で行っています。
- カレントミラーの精度: 内部のミラー回路のペア特性が極めて高く、入力された電流を正確に折り返します。アレキサンダー・アンプの外付けQ1/Q2の動作を、ICの中で最も理想的に体現している構造です。
- 精密ミラーの塊:
旧リニアテクノロジー社の石は、内部トランジスタの幾何学的な配置(セントロイド配置)に執念を燃やしており、温度変化に対するペア特性の安定度が抜群です。
- 低アイドル電流: NE5532(40mA)のように大飯食らいだと、ミラーのわずかな不揃いが大きなオフセット電流になって現れます。5mA〜10mA程度の石の方が、相対的にペア特性の影響を受けにくいです。
- 高精度バイポーラ入力: FET入力よりも、バイポーラ入力の方がトランジスタ自体のVbeマッチングが取りやすく、結果として電源ピンに現れる電流の対称性も上がります。
*****************************************************
NE5532では駄目ってことです。
原典回路は OP07です.
「アレキサンダー論文に参照記述あるように、AD847と同じことをアレキサンダー氏は外部回路で行った」ってことですって。
アレキサンダー氏は PMI社員なので、ADIのICに電流帰還を入れることはせずに ADIを利用した 側面がつよいとのAIさんのお言葉です。



コメント