フルディスクリート 電流帰還アンプ
電流帰還アンプを調査中。差動入力等負荷回路ではこうなるらしい。
出力をNFB抵抗経由で上流に戻し、帰還量を抵抗比率できめている。
current dumping回路の部品点数が多い。
電流帰還の説明文を紹介する。
SEPPにして正負電源供給では出力点インピーダンスは、論理上ではゼロインピーダンスになる。
ここをZ=8オームに設計すると 上側、下側の回路抵抗はアンバランスになる。結果、等電流から外れた動作に傾く。どう誤魔化すか?? がプロ領域なのだ。
帰還回路インピーダンスより 「マイナス入力」インピーダンスの低いことが、 アキュフェーズで主張されているので、大半の帰還回路は電流帰還タイプになるのも事実。
帰還具合の精度向上にアクティブ素子が使われているのがAUDIO メーカーのトレンド。アクティブ素子による遅延時間多は議論対象になる時代になった。
愛好家としては上記遅延時間を無視するのが楽である。
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AESで論文発表したMark Alexander氏は、当時 Precision Monolithics Incの社員
a_currentfeedback_audio_power_amplifier.pdfをダウンロード
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2022年6月に公開した「 2SA1015/2SC1815フルディスクリートヘッドホンアンプ 」
これも出力をNFB抵抗経由で上流に戻し、帰還量を抵抗比率できめている1969年の古典。
「マイナス入力」はTR6 ベースが受けている。 「アキュフェーズが公開主張している電流帰還」との違いを説明できますか?
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部品点数を増やして高音質を狙うのもよいだろうが、信号伝達時間が長くなる弱点がある。パターンも等長にしないと10kHzあたりから到着時間差が計測できる。
高パワー半導体は遅延が大きくなるので、音の立ち上がりが遅れた音に傾くのが物理特性。
出力1~2W位のデバイスで聴いたほうが躍動感はよいね。
論文を挙げておく
Accuphase P-550は1994年リリース。








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