NEW 50MHz SSB ダブルスーパー受信機 LA1247
2021年11月 5日 (金)
に公開済みのLA1247.LA1247-Sanyo.pdfをダウンロード
LA1247の3.5MHz基板はRK-27.
今日は50MHz帯 ssb /am 受信基板にしてみた。ダブルスーパーにしてみた。
w55hを1つ。 sfu455も1つ入れた。
1966年リリースの差動icでプロダクト検波。ゲインが30dB近く取れるのでゲイン調整VRを入れた。
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IC(Integrated Circuit)を集積回路と日本語では呼ぶ。ごくまれに別な物を示していると信じて疑わない人間もいるので、そこも含めて注意。「ラジオの製作」の裏表紙には、東芝の集積回路広告が真っ盛りだった1968~1972年。
sanyoのことは ここで触れてある。
・sanyoに限って云えば、トランジスタによるIF段でなく集積化した第一号がLA1201。FCZ研からもLA1201回路は2つ?公開されている。
・ このLA1201の成功を受けてLA1205(MW~21MHz/FM)が市場に登場。外部でFM検波させていたLA1205を内部検波にしたのがLA1260(MW~21MHz/FM)。ここでラジオICとして技術確立された。
・LA1260をAM専用に書き直したのがLA1600(MW~21MHz)。
・LA1600 以降40種ほどアナログラジオICが開発された。たとえばAGCレンジ拡大を外部TRに依存したLA1135。
・LA1135のパッケージに入れきれなかった外部TRを内包したLA1245。これ、SANYOでの技術頂点アナログIC. AGCレンジ
・LA1245で、さらにHi-Fi用にノイズ選別を行い、低ノイズ品を集めたLA1247。「メーカーがノイズ選別しました」と公言しているアナログラジオICは 東芝、日立には無い。LA1247はPIONEERで実装しているので、PIONEERからの要求で製造したはず。
・LA1247はPIONEERのF-120,F-505 ,F-757、 KENWOOD KT-V990, ナカミチ ST-70等に採用された。 YAMAHAのT-2x, ONKYO T-435, LUXMAN T-117等では「下位のLA1245」が使われておるので、LA1247は往時の最高峰AMチューナーICだ。



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