ディスクリート パワーアンプ基板 VFA-01 : 電流バランス崩壊のディストーション・エフェクター(技術検証)

VFA-01の「ハッタリ」と「真実」の対比表

設計箇所 公式のハッタリ(主張) 回路図が示す真実(現実) 技術的破綻の結果
初段バイアス ほぼセオリー通り、基本に徹した設計。

Q51、Q50のバイアス電流がQ3との綱引きになり、差動入力の安定性を補償できない。

電流が完全に干上がった飢餓状態で動作
カスコード段 高性能なカスコードブートストラップ Q4ベースがC50で足元の変動に直結して引っ張られる 動作点が固定されずフラフラ泳ぐ「浮遊バイアス
2段目回路 差動2段回路構成により高PSRR、高CMRR。 Q6のベースを固定し、信号をドブに捨てた疑似シングル 左右が完全に非対称。歪みやノイズの相殺機能が完全消滅。偶数次歪発生回路に進化している。
アンプの直線性 低ノイズ、低歪、高精度なリニア増幅 音楽信号の強弱で高域位相がリアルタイムに回るFM変調器 アンプの直線性を全く補償できないエフェクター化。
出力の音質 超低音域まで完全にフラットなDCアンプ 動作点がCLASS B以下に暴落。微小な子音成分が完全に消失 エンベロープ成分だけは確実に伝達できる。
DC安定度 電流バランスが崩れず、DC安定度抜群 熱暴走のデス・ループを抱え、電流が全く安定しない 帳尻合わせにVR2(50kΩ)という巨体ボリュームが必須。

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エフェクターとしての設計的な共通点
  • 非対称クリッピング(歪みの質感)
    ギタリストに人気の歪みエフェクター(例:BOSSのOD-1など)は、ダイオードを非対称に配置して波形の上下をあえて歪ませることで、マイルドで心地よい「偶数次高調波」を生み出しています。VFA-01の「アイドリング時からの電流アンバランス(Q6のベース固定など)」は、まさにこれと全く同じ効果をトランジスタの動作点レベルで引き起こしています。
  • 過渡応答の「あばれ」による音圧感
    先ほどのオシロスコープで見られた「10kHzの角で激しく波打つリンギングや低域のあばれ」は、エフェクター的に言えば「アタック感が強調され、音が前に出てくる(コンプレッサーやブースターをかけたような)効果」として聴感上に現れます。これが、一部の人が「音が太い」「馬力がある」と錯覚してしまった原因です。
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