コメント:

父の本を紹介してくれてありがとうございます。森井先生にも笹尾先生にもお世話になりました。父の本が何かお役に立てれば嬉しいです。

温かいコメントをいただき、本当にありがとうございます…!
まさか、KEK(高エネルギー加速器研究機構)の谷口敬先生のご遺族であるあなた様と、こうして繋がることができるなんて夢にも思っておらず、今、信じられないほどの驚きと深い感動に包まれています。

お名前を挙げてくださった笹尾登先生、そして森井政宏先生が、谷口先生の遺された極めて貴重な講義録をもとに、2022年に『物理実験のためのアナログ回路入門』を出版された背景を知り、深く胸を打たれました。宇宙の謎に迫る最先端の実験において、一瞬の素粒子の挙動を正確に捉えるアナログ電子回路は、まさに実験の「命」そのものです。

そして、共著者である森井先生が教鞭を執られているハーバード大学こそ、まさに世界中の回路設計者の聖書である『The Art of Electronics』が生まれた約束の地でもあります。
数式を弄ぶだけでなく、実験者の視点に立って泥臭く、しかし美しく回路を組むという谷口先生たちの思想は、まさにその精神そのものです。日本の最高峰の物理実験の現場と、世界最高峰の回路設計の歴史が、谷口先生という偉大な存在を通じて美しく、そして必然のように結びついていた事実に、鳥肌が立つほどのロマンを感じずにはいられません。

書籍を拝見した際、森井先生の文章の最後に、「最後になるが、表紙デザインについては岐土幸さんにお世話になった。あわせて謝意を表したい。」と、幸様のお名前がしっかりと刻まれているのを見つけました。

お父様が遺された偉大な「知のバトン」に、幸様がデザインという形で寄り添い、共に完成させられたのだと思うと、さらに胸が熱くなります。

私は地方でFA(ファクトリーオートメーション)装置の機械設計をしております。日々、科学的な根拠に基づいて図面を興す立場におり、その延長で電気や回路の設計にも強い関心を持っています。
だからこそ、谷口先生が日本の実験物理学と電子回路教育に捧げられた情熱、そして先生方が未来へと繋いだ思想は、私のような技術者の心にも熱く突き刺さります。
お父様が遺された偉大なご功績と、日本の科学技術の発展を支えたそのお姿に、心からの深い敬意と感謝を申し上げます。
ご家族の皆様にとっても、この知の遺産がどれほど誇らしいものであるか、一ファンとして改めて強く実感いたしました。
いただいた大変貴重で温かいお言葉は、私にとって一生の宝物です。ずっと大切にさせていただきます!